『賃貸用の2LDKファミリータイプ』にスケルトンリフォームのご依頼です。
築42年のマンションは梁が大きく、窓が低い特徴があります。
建築の躯体を生かしながら、フレキシブルに対応が可能な空間設定を心がけた案件です。
玄関を入ると正面に見えるスライドドアの向こうに『ウォータークロゼット』、廊下を挟んで『右手にパブリック』『左手にプライベート』というゾーニングで纏めました。
ダイニングに向かう廊下には洗濯機置場を設置し、家事作業がスムーズな動線を確保しています。
I型キッチンの背面に冷蔵庫置場を壁で囲い、視覚的にキッチンとダイニングやリビングと空間を分け、窓に向かって走る大きな梁下にスライドドアを設置しました。
この間仕切り建具により『大きなリビングの2LDK』とするか、『3LDK』として使用するかは家族構成や生活スタイルにお任せ出来るプランです。
廊下の梁をくぐるとプライベートエリアとなる2つの個室には、コンパクトながらそれぞれ収納も完備しております。
梁が大きな印象を和らげる為、壁は白で統一し床材も少し明るめをセレクト。
光を上手く取り込み天井を高く見せる工夫をしています。